Itineraries

モデルコース

Horses

馬を望み、撮り、触れて。
馬を満喫する旅

かつて人の暮らしに欠かせない存在だった馬。それは根室の人々にとっても同じ。移動や運搬をはじめ、農業や漁業でも力を借りるなど、馬は根室の発展を支えてきました。積雪が少なく、馬を飼う環境が整っていた根室では、馬の繁殖も進み、育成や品種改良も盛んにおこなわれていたと言います。そのため現在でも、牧場だけでなくさまざまなスポットで馬と出合うことができるのです。根室の歴史と自然を感じながら、馬に触れる旅を。
※記事の内容は2023年時点の情報になります

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あっとこ家畜動物園

明郷☆伊藤牧場内にある「あっとこ家畜動物園」には、馬とのふれあい牧場があります。開拓や農業の歴史の中で、馬は苦楽を共にしてきた大切な存在。そんな家畜と人との関係性を伝えるため、20年程前から始めたそう。現在ではサラブレッドが1頭、ポニーが4頭の計5頭が飼育されており、にんじんの餌やり体験(1カップ100円)も出来ます。

Information

インフォメーション

あっとこ家畜動物園

住  所/根室市明郷101-21
開園期間/通年
開園時間/10:00~17:00
入園料金/無料
※積雪時には見学できない場合があります。

厚床家畜市場跡

「大正9年、士別や中標津など内陸の開発が盛んになったことで馬の需要が高まり、厚床に家畜市場が開かれます。現在では厚床中学校や厚床会館が建つ、厚床家畜市場跡。厚床会館の隣には「畜産功労者之碑」「馬頭観世音菩薩像」「クロツケル號之碑」が再建されており、この地域にとって馬が重要な存在であったことが垣間見えます。」

昭和に入ると軍馬の需要も高まり、厚床家畜市場で購入した馬を基地で飼育して、厚床駅から運搬していたそう。その基地があったことの証拠となる土塁も厚床には残っており、2段に盛り上げられた土の壁は敵に対する備えでもありつつ、馬の囲いの役割も果たしていました。
根室における、人と馬との歴史が感じられるスポットです。

北方原生花園

根室半島の北東部、市街地から納沙布岬へと向かう国道35号線沿いに位置する北方原生花園。オホーツク海に面し、根室十景のひとつにも選ばれたスポットです。約75haもの広さを誇る園内には、紫色の絨毯を敷き詰めたように一面を染め上げるヒオウギアヤメをはじめ、真っ白な綿毛のワタスゲ、オレンジ色のエゾカンゾウなど、初夏~秋にかけて約100種類もの花々が咲き誇ります。

夏に放牧されるポニーは、雑草駆除の助っ人。運が良ければ、野花とポニーのツーショットを撮れることも。カメラ好きにはうれしい隠れたフォトスポットです。中には木道がかけられており、ストレスなく気軽に散策することができます。

広々と開けた空間の中、馬や野花を愛でながらゆったりと歩く約2㎞のコース。無料で利用できる駐車場が設置されているのも、うれしいところです。

Information

インフォメーション

北方原生花園

住  所/根室市豊里
開園期間/通年
開園時間/終日
入園料金/無料

浜松パス

(写真提供/根室市観光協会)

根室市内には、牧場や森林、海岸線を歩いて景色や自然、文化を感じ、学ぶ「フットパス」と呼ばれる歩行者専用の道があります。浜松パスもそのひとつ。根室本線落石駅を出発し、岬や草原、森、海岸などを巡る全長8㎞のコースです。その途中には馬の放牧地のほか、「馬だけが暮らす無人島」として知られるユルリ島を海の向こうに望めるスポットが点在しています。

かつてこの辺りに暮らす漁師はどの家も馬を飼っていたのだそうです。漁獲した昆布を運んだり、漁船を引き上げるのに馬の力を借りるなど、漁師の暮らしに馬はなくてはならない存在でした。

海と草原がどこまでも続く根室の壮大な自然を感じながら。昔から育まれてきた漁師と馬の関係に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

落石ネイチャークルーズ

(写真提供/根室市観光協会)

豊かな自然に囲まれ、さまざまな野鳥が集まる根室。野鳥を観察できるスポットが数多くある中、根室の海を飛び交う海鳥を間近で見られるのが、落石ネイチャークルーズです。地元の漁師が操船する漁船に乗って過ごす、2時間半のコース。バードウォッチングを楽しもうと、多くの人が利用しています。

そしてこの落石ネイチャークルーズでは、「馬だけが暮らす無人島」ユルリ島の海域がコースに含まれています。ここでもかつては漁師が暮らし、馬の力を借りて漁業を営んでいたそう。やがて人々は島を去りましたが、馬は島に残され、野生化していきました。現在島には5頭の馬が暮らしています。

自然保護のため許可なく上陸することができないユルリ島。そんな「幻の島」に最も近づけるのが、この落石ネイチャークルーズです。馬が島の稜線付近にいれば、その姿を見つけられることもあるそう。人のいない島で、悠々と暮らす馬たち。そんな幻想的な景色を思い浮かべながら、船に揺られて。

Information

インフォメーション

落石ネイチャークルーズ

電話番号/0153-27-2772
乗船料金/大人8,000円、子ども5,000円 (小学5年生以上、保護者同伴)
運行期間/1~2月、6~9月
定  員/11名
※3日前までの予約制となります。※最少催行人数は5名です。

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